苦しくて押しつぶされそうだった。
どっちに進めばいいかさえわからない。
自分を見失ってしまっていたようだ。
気分を変えるために、部屋の模様替えに取り掛かった。
まずはいらない物を捨てる。
片っ端から捨てる。
部屋にあるものと自分との関係を見直しながら。
色んな本を捨てた。
正しい英語を書くための本や
論理的な思考をトレーニングする本、
そして電子工作の本。
自分ひとりでなんでもかんでも100%こなそうとして
色んな本を購入していたようだ。
その本は高く高く積み上げられ
自分と他人との間を隔ててしまっていた。
僕にとって本とは、知識とは、すくなからずそういうものだったのかもしれない。
傷つけられないために色んなもので自分を取り囲んでいた。
いつのまにか人とのかかわり方を忘れてしまっていて
自分の大切な人たちまで深く傷つける結果になってしまったのかもしれない。
仕事もプライベートも。
人と関わることの大切さと楽しさを僕に思い出させてくれた人とは
結局、別れてしまうことになった。
色んなものを損ないながら学んでいく。
もっといろんな人と深くかかわっていこう。
自分と人との間を隔てるような本は買わない。
分からないことは生きている人に尋ねる。
未来のいつかのための本は買わない。
過去のあのときのための本は置かない。
逢花打花 逢月打月
僕は福島で人生を学んでいる。
職場で、街で、バーで。
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